2024年 干支 辰(龍)マスコット人形 たつむら 龍村
商品詳細
- 色柄
- 瑞龍楚繍文・早雲寺文台裂・想い出
- 作家
- 龍村美術織物
- 素材
- 正絹
- 仕立
- 仕立て代込み価格
- 価格
- 売約済み
- 納期
- 翌日発送
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龍村のマスコット辰
「上衣上飾」経錦 瑞龍楚繍文
高い技術と完成度を持つ中国の染織品は伝播した周辺の国々に強く影響を与えるほどでした。その生産の中心、楚国(現在の湖北省)で見つかった数多くの染織品の中から龍の刺繍を範に製作しました。
当時の刺繍文様の特徴である図案化された龍や花の枝、蔓草が垂直水平の線として四角形で描く幾何学的な構成を活かし、龍が引き立つようアレンジしています。
中国で最も尊ばれる意匠のひとつであり、宮廷の興隆や婚姻の円満などを象徴する吉祥柄、龍を経錦の技術で表現しました。
「上衣衿飾」早雲寺文台裂
箱根の早雲寺什宝に文台と硯箱があり、これは室町時代の古典学・連歌の第一人者である宗祇の愛用品であったものです。この裂地の原品はその文台と硯箱にはりつけてあるもので、地場を銀箔で埋め、緑・海老茶・うす紅色等の色糸で撫子風に草花を蔓唐草に構成して織りだした、銀襴の裂地です。
この裂地のもつ渋さと豪華さの絶妙な調和をそこなわず、現代的工夫を加味して織りだしました。
「上衣下飾」想い出
インドでは、古来、荒涼とした大地に芽吹く花や実、樹木を神聖なものと考え、ナツメヤシの新芽も様式化されたペイズリー文様として伝わっています。
その文様はオリエントへの憧れの中、十九世紀初期にヨーロッパで昇華された織物となり、広く愛好されました。それを範をとり、新たに文様構成し華麗な錦として織りなしました。