細見 華岳ほそみ かがく

人間国宝(重要無形文化財保持者)

綴織作家、人間国宝、本名 細見房雄〈ほそみ・ふさお〉
平成24年1月1日急性心不全で死去、89歳。
ご冥福お祈りいたします。

鋭利な感覚と熟練の指先が織りなす精緻の織技。

織物の世界に入ったのは15歳昭和12年に西陣帯の織屋、波多野工房に弟子入りし、さまざまな技法を学び修行を終えた矢先21歳で召集された華岳を待ち受けていたのは兵役の日々、そしてシベリア抑留の過酷な生活でした。

日本に帰ったのは昭和23年「生きる証の表現」こそ自分の使命と考え綴織の製作に没頭します。
平成9年重要無形文化財保持者認定。